第3の森 (作品紹介)

 
  先ずは私の師、森田子龍の作品を紹介します。
 
  〈蒼〉1954年 130×65cm
 
  〈灼熱〉1955年 90×180cm
 
  〈凍〉1957年 69×137cm
 
  〈道〉1975年 47×69cm
 
  〈随〉1975年 47×69cm
 
  〈泉〉1975年 90×69cm
 
  〈抱〉 1975年 69×90cm
 
  〈風〉1975年 90×69cm
 
  〈忍〉1985年 166×156cm
 
   如何ですか。子龍作品をほんの2、3点ご紹介するつもりが改めて見直しているうちに際限なくアップしたくなりました。子龍は1912年生まれですから最初の〈蒼〉は42歳の作品です。どうですか、何か一般に見慣れた書と比べたら汚く見えましたか。或いは最近のパフォーマンスの書と比べたらまだまだおとなしく見えた方もおられるかもしれませんね。今はその感じ方を否定も肯定もしません。ただ勉強していくうえでときどき見直してください。
 作家の変遷が分かるように年代順に並べましたが1975年、つまり子龍63歳のときの作品を重複して載せました。この年、京都三条の朝日画廊というところで個展が開かれました。今改めてみると一つのピークを迎えています。当時、大学の書道部に入ったばかりの私の節穴にはまだまだその凄さの片鱗も見えませんでした。私が森田子龍の門を叩くまでにそれから6年の歳月を要しました。
 
 次に私の敬愛した墨人の先達の作品を紹介させてください。
 
 辻 太〈此岸〉1976年 90×60cm
 
 辻 太〈花〉 1979年 59×90cm
 
 辻 太〈人〉 2006年 70×90cm
 
 
 
 今岡 徳夫〈深〉1971年120×180cm
 
 今岡 徳夫 〈天真〉1976年
 
 今岡 徳夫 〈炬火〉1988年